年金制度は大丈夫-これからの年金プラン


破綻寸前!日本の年金制度の実情

年金制度は老後の安定した生活を送るためにも必要な物となっていますが、高齢者が増加し、子供が少なくなっていく将来を考えると、破綻してしまうのではないのかと不安が起こってきます。

平成16年までは物価や賃金の水準を考慮して年金額が決定していたのですが、平均寿命や被保険者数なども考慮した、マクロ経済スライドを用いて年金額が決まるようになりました。

公的年金は生活保障となるとても大切な制度の為、物価の上昇や下落が起こった場合でも、一定のレベルの収入源として受給が行われなくてはならないのです。年金未納の人がとても多く将来の破綻が懸念されている制度ですが、厚生労働省は未納者が多くても破綻はしないと言っています。

3割以上の人が保険料未納という現実があるにもかかわらず、将来にわたっても破綻の心配はないとの報告に疑問視する声も上がっていますが、保険料を上げる事や支給額の減給などで穴埋めしていく仕組みのようです。

20歳以上の国民全てが保険料を納付した場合でも、これから訪れる高齢化社会を考えれば国の負担が大きくなることは目に見えています。支払った保険料より少ない年金額しか支給されないという様な事の無いよう、これからも様々な議論がなされていくことでしょう。